2023年3月22日
超硬合金とは!?【メリットとデメリットをわかりやすく解説】
弊社のブログをいつも閲覧してくださる皆様こんにちは。
今回は製造チームが超硬合金について紹介します。
まずは超硬合金の特徴について
【超硬合金とは】
炭化タングステン(75~90%)に結合材であるCoコバルト(4~15%)
を混ぜて焼き固めたものの事
次は超硬合金の性質についてメリットとデメリットに分けてご説明します。
【超硬合金のメリット】
・硬さが大きい
HRA(ロックウェル硬さ試験)で80~94ほどの硬さがあり、
ダイヤモンド、セラミックの次に硬い
・強度が大きい
抗折力が2GPa以上あり、大きな荷重にも耐久性がある。
【超硬合金のデメリット】
・欠けやすい
硬度を増せば欠けやすくなる
(高硬度の材質は粘りが小さくなり衝撃に弱く脆い)
・加工しにくい
硬いがゆえに切削加工ができず
研削加工においても加工に時間がかかってしまう
こちらの図は、様々な材質の簡単なランク付けになります。
超硬合金は、硬さと靭性にバランスの取れた材質といえますが
手間と価格が他の材質より掛かってしまうのが難点だと感じます。
今では様々な性能や特性の超硬材質があるようで材質を用途に合わせて
使い分けることで技術力の向上や摩耗頻度の改善につながると思います。
以上で簡単ではありますが、超硬合金についての説明になります。
次回もお楽しみに!!!