2023年3月29日

設備保全とは??【白河工場の例を参考に解説!】

設備保全とは

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設備保全とは、工場で稼働している様々な生産設備の点検や修理を行うことをいいます。

長く生産設備を使っていると、様々な箇所で故障が発生し、
生産設備の性能低下や停止といったことが発生します。

生産設備の性能が低下したり停止したりすると、
納品に間に合わない、不良品ができるといったトラブルに繋がり、
大きな損害を被ることになります。

設備保全と設備の保守・メンテナンスとの違い

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設備保全と設備の「保守・メンテナンス」では、何が違うのでしょうか?
基本的には同じと考えて差し支えありません。
生産設備の点検や修理をするという意味では同じです。

しかし、設備保全は「生産設備が壊れないようにすること」という意味合いが強く、
設備の「保守・メンテナンス」は、
「生産設備が故障したら修理する」という意味合いが強いようです。

設備保全の種類
設備保全には、1.予防保全、2.事後保全、3.予知保全 の3つの種類があります。

予防保全とは

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予防保全とは、工場の設備・機械が壊れないように事前に行う設備保全のことです。
決められた期間で、決められた内容の保全業務を定期的に行い、
壊れる前に事前に手を入れる、壊れないようにするのが予防保全です。
この予防保全には、時間計画保全と状態監視保全の2つ予防保全があります。

設備保全には主に故障を減らす(ゼロにする)、
設備の部品の長寿命化、設備の停止時間を最小限にする、
物損(不良品)の発生を防止するといった目的があります。

故障を最小限にする(ゼロにする)

工場の生産設備は「停止する」とそれだけ損害になります。
そのため、故障は最大の敵です。

この故障を最小限(ゼロ)にすることが設備保全の目的です。

生産設備の部品の長寿命化

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工場の生産設備は様々な部品で構成されています。
その部品は当然、使えば使うほど、劣化し故障します。

部品が故障すると、性能が低下、生産設備が停止するといった事態につながります。
そのため、生産設備の部品の交換は定期的に行わなければなりませんが、
無駄な部品交換が乱発されると、コスト増につながり、生産物の価格が高くなっていきます。

このコスト増を抑制するため、生産設備の部品の長寿命化を目的に設備保全が行われます。

停止時間(チョコ停/ドカ停など)の減少

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上述したように、工場の生産設備は「停止する」とそれだけ損害になります。
停止の要因は様々ですが、この停止時間を最小限にすることが設備保全の目的となります。

故障による停止だけでなく、
それ以外の要因による設備の停止を最小限にすることが設備保全の目的です。

私たちは、今後も保全活動を広め貢献していきます。