2022年10月19日

順送プレス加工の製品とは?材料や種類、工程など事例を基に分かりやすく解説


弊社では、主に基盤端子、コネク端子用コンタクトバネを作っています。
15t~150tのプレス機で順送、単発のプレス加工を行っており、生産数の多いタップ(ネジ)加工のある製品に関しては高速加工が可能な、自動タップラインプレスで生産しております。

数百点に及ぶ製品の中から、今回は順送プレス加工で製品が出来るまでをご紹介します。

材料

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材料はコイル材を使用していて
主に真鍮、銅、鉄、ステンレス、リン青銅などを扱っており、板厚は0.2~3.0㎜までの加工をしています。

材料供給機(アンコイラー)は3種類、レベラーフィーダー、リールスタンド、ターンテーブルがあり、金型や板厚によって使い分けています。

加工

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金型に材料を通した写真です。
この金型では穴抜き→ブランキング→バーリング(フランジ)加工→曲げ加工→切り離しの5工程を経て製品が出来ます。

・材料を1工程ずつ送り製品が出来ます。
<穴抜き>
パイロット穴とバーリング下穴を開けます。パイロット穴は上型のストリッパーにあるパイロットピンが入ることにより材料を正確に送る為の穴になります。
<ブランキング>
製品の大まかな形を作ります。
<バーリング加工>
穴抜き工程で開けた下穴に、大きなパンチを押し込み下穴の縁を広げながら立て、フランジを作ります。
<曲げ加工>
ここではU曲げ加工を行っています。
<切り離し>
最後にセンターキャリアを切り離して製品の完成です。
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この写真が切り離した後の製品になります。
この後、タップ加工→メッキ加工へと進んで行きます。

以上、「順送プレス加工」のご紹介でした。
最後までお読みいただきありがとうございました。

弊社では金型製作から製品の加工まで一気通貫で承ります。もちろん金型製作のみ、製品加工のみでも承ります。

お見積りは無料ですので、お気軽に問い合わせ下さい。